ちょっとした試し書きで描いたウサギ

自分が気がついたことを、試しに書きます。

レーザーカッターの刻印出力条件をテストチャートを作って探してみた

やったこと

レーザーカッターは、レーザー出力の強さとヘッドの移動速度で刻印の色の濃さを制御します。 FABOOL Laser CO2用にテストチャートを作って、この条件出しをしてみました。

テスト条件

  • レーザーカッター: FABOOL Laser CO2
  • 素材: ダイソーで買ったMDF(6mm厚)

つかったテストチャート

細い線、円、グラデーション等がきれいに描けるか検証するため、以下のようなパターンをたくさん並べたテストチャートを作成しました。 円の直径が20mmにしてあります。

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EngraveTestChart.scpj - Google ドライブ

結果

f:id:yammd:20201003070456j:plain

高解像度版 https://drive.google.com/file/d/1xYtWwH6KrzmNCDR5B-CmBZ5-tSpKQ48b/view?usp=sharing

考察

  • 基本的には遅いほど形状がきれい
    • けど,速くても思ったよりきれい。6000mm/minまでは実用的かも。
  • パワーがおおきいと,ヤニ?がついて汚くなる
    • ゆっくり動かし,弱いパワーで彫刻したほうがヤニが少ない
    • ヤニの少なさ的には,2000mm/min,20%がベストか
    • ただし若干出力不足で輪郭の精度は劣る。細い線が切れているし、グラデーションがつぶつぶになってしまう。

Acknowledgements

この検証は、私が学生時代に電通大廣田・野嶋研究室の機材を使って行ったものです。学生の活動に自由な環境を提供していただき、ありがとうございました。