レーザーカッターの刻印出力条件をテストチャートを作って探してみた
やったこと
レーザーカッターは、レーザー出力の強さとヘッドの移動速度で刻印の色の濃さを制御します。 FABOOL Laser CO2用にテストチャートを作って、この条件出しをしてみました。
テスト条件
- レーザーカッター: FABOOL Laser CO2
- 素材: ダイソーで買ったMDF(6mm厚)
つかったテストチャート
細い線、円、グラデーション等がきれいに描けるか検証するため、以下のようなパターンをたくさん並べたテストチャートを作成しました。 円の直径が20mmにしてあります。
EngraveTestChart.scpj - Google ドライブ
結果
高解像度版 https://drive.google.com/file/d/1xYtWwH6KrzmNCDR5B-CmBZ5-tSpKQ48b/view?usp=sharing
考察
- 基本的には遅いほど形状がきれい
- けど,速くても思ったよりきれい。6000mm/minまでは実用的かも。
- パワーがおおきいと,ヤニ?がついて汚くなる
- ゆっくり動かし,弱いパワーで彫刻したほうがヤニが少ない
- ヤニの少なさ的には,2000mm/min,20%がベストか
- ただし若干出力不足で輪郭の精度は劣る。細い線が切れているし、グラデーションがつぶつぶになってしまう。
Acknowledgements
この検証は、私が学生時代に電通大廣田・野嶋研究室の機材を使って行ったものです。学生の活動に自由な環境を提供していただき、ありがとうございました。